先天性門脈体循環シャントとCT検査
症例報告(高橋雅弘)
先天性門脈体循環シャント(PSS)という肝臓の血管奇形の病気とCT検査について
以前はこの病気の診断は血液検査やX線検査、超音波検査などで疑って、確定診断は開腹手術下で門脈造影を実施してました。
要は診断と手術を同じ日に実施するということです。
門脈造影によってシャント血管が見つかれば、そのままシャント血管を結紮する手術を実施し、なければ肝臓の生検を実施して終了という流れです。
しかし、CT検査を手術前に実施することができるようになって、確定診断のみならず、シャント血管の場所まで手術前にわかってしまうという、以前のストレスは全くなくなりました!!
CTの血管を強調させたMIP像です。↓
3Dにするともっとわかりやすくなります。↓
緑が門脈、水色が後大静脈そして紫色がシャント血管です。
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