食道内異物 治療編1
症例報告(高橋雅弘)
先日の続きで食道内異物の治療編です。
食道内異物の治療は内視鏡下食道内異物除去が第1選択になります。
多くのケースでは内視鏡下において治療が成功します。
しかし稀に内視鏡下で除去不可能なケースもあります。
先日のレントゲンで骨を疑う食道内異物だったケースは、2本の鉗子を使いましたが、ビクともしませんでした。
内視鏡でダメなら外科的に食道切開術を選択しなければならなくなります。
食道の外科は合併症も多く、可能な限りは避けたいのですが、やむを得ない場合は実施します。