猫のひも状異物 胃の中にあるうちに除去
症例報告(高橋雅弘)
異物の中でもひも状の異物を食べてしまって小腸内に流れてしまうと大変なことになります。
ひもによって腸がズタズタになってしまうことがあり、われわれ獣医師にとっても苦労させられることがしばしばあります。
このようなひも状異物は食べた場合は、小腸に流れる前にすばやく胃内にとどまっている間に内視鏡下で取り除きたいものです。
特に猫はひもで遊んでいるうちに飲み込んでしまうようです。
症例
猫 ひもの付いたねずみの玩具がなくなったとのことで来院。
食べたかどうか確定していませんでしたが、念のため内視鏡検査を実施することになりました。
内視鏡検査所見 ココをクリックすると動画が見れます!!
ひもが見つかり、さらに小腸内に流れていなかったので、内視鏡下で除去しました。
毛玉もあったので一緒に除去しました。
大事になる前に実施できたことは良かったです。
ひも状異物を食べた場合は早めに動物病院で相談しましょう!!