外陰部から膿

症例報告(高橋雅弘)

高橋ペットクリニック 外科ケースより

外陰部から膿がでている・・・

写真のような場合は子宮蓄膿症が疑われます!!



避妊手術を実施していない中高齢の雌犬で起こりやすく、原因は卵巣からのホルモンバランス異常と言われています。

治療は一般的に外科的子宮卵巣切除が選択されます。内科療法は治療に時間がかかり、再発、治癒しないこともあるため、麻酔をかけれないなどの理由がある場合には選択されます。

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子宮内に大量の液体(膿)が貯まって子宮が大きくなっています。

猫は交尾排卵動物なので、ホルモンの影響を受けにくいとのことでなりにくいと言われていますが・・・
猫でもなることはあります。
下写真は猫の子宮蓄膿症の手術所見です。
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手術と周術期(手術前後)を乗り越えてくれると予後は良好です。しかし、亡くなるケースもあることは認識してもらわなければなりません。

最近手術ケースが増えています。避妊手術はこの病気の予防となります。