Case12:マスクの丸呑み

症例報告(高橋雅弘)

2017年もスタートしました!!
年始はバタバタしておりましたが、若干落ち着いてきました。
今年こそはブログを頻繁に更新していこうと思っていますので、お付き合いください!

高橋ペットクリニック 内視鏡ケースより

主訴:一昨日にマスクを丸ごと飲み込んだ!!とのことで来院。
症状はないとのことです。

レントゲンおよび超音波検査を実施。
胃の中になにか入っていました(矢印)。


吐かせる処置(催吐処置)を実施しました。
朝食べたものは吐いてくれたのですが、誤飲したマスクは吐いてくれませんでした。

ここから内視鏡下で除去を試みました。


鰐口型把持鉗子にて除去を試みます!!


内視鏡で丸呑みしたマスクを除去することができました!!


しかし相手は手強く鉗子が破壊されてしまいました!!


丸まってのんでいたようです。
広げると

やはりディスポーザブルのマスクでした!!


何で食べるんだろう??と思われるかもしれませんが、食べるんです!!

季節柄マスクを着用するケースも多いと思いますが、愛犬の口の届かないところに捨てましょう!!